ニート系人間が思うこと-Je ne pense pas que je suis NEET

ブログで書く内容は雑記、教育、英語、カラオケ(たまに)などです。ニート系であって純粋なニートではありません。

読書のしすぎで成績が低下するらしい

diamond.jp

 

 過ぎたるは及ばざるがごとしとはよく言ったものである。記事によれば、読書をする時間が長いほど勉強の成績が下がるらしい。

 

 一般的には読書はよいものとされている。読書をすることで語彙力や読解力が伸びるというのも事実ではある。

 

 ということは読書をすればするほど成績は伸びるのではないか

 

 そう思う人が圧倒的であろうと思う。だが、そんなに単純な問題ではないようだ。なぜ読書をする時間が長くなるほどに成績が下がってしまうのか。

 

 

読書のしすぎで成績が下がる理由

「2時間以上」読書をする子ども達は「1~2時間」読書をする子ども達よりも成績が落ち込んでいたのです。当初、私たち研究者は、「読書はすればするほど学力によい影響を与えるはずだ!」と予想していましたが、その仮説は覆され、私たちにとっても意外で興味深い結果となりました。 なぜ「2時間以上」読書をする子ども達の成績が落ち込んでいたのでしょうか? 私たちは読書の時間と引き換えに、その他の活動時間が削られているのではないかと考えました。

 読書時間を確保するということは、成績へよい影響があることが知られる、勉強や睡眠など別の活動時間を間接的に奪ってしまうということにつながる恐れが生じます。そうすると、読書が学力に与えるよい影響と、別の活動時間が削られるといった間接的な悪い影響を足し合わせた結果、悪影響が勝ち残ってしまう可能性があると考えられるからです。ー「本を読まない子はバカになる」という話は科学的に実証できるかより引用

 

 要は読書をしまくる結果、睡眠時間や学校の勉強時間がなくなってしまうから、ということである。

 

 睡眠時間が確保できなくなるのは多くの人が納得するだろう。昔のような「四当五落」では勉強の内容が定着しないのである。

四当五落は昔のこと | 睡眠健康大学

 ↑四当五落の意味がわからん人はクリック!

 

 

 では勉強の内容そのものに関してはどうだろうか。読書をすればするほどに読解力、語彙力ともに向上し勉強に良い影響を与えるのではないのか。

 

 当たり前のことだが、勉強は問題に対する答え方であったり解答のテクニックであったり、「点取りゲーム」的な要素がある。

 

 「点取りゲーム」ということは、知識を身につけるとともにそのスキルを身につけなければならない。

 

 読書だけではそのような知識、スキルを得ることはできない。もし読書だけやりまくり、成績もそれに伴って伸びるなら世の中から参考書や問題集などが消えるだろう。

 

 そもそも学校で使っている教科書、問題集もいらなくなる。

 

 そういうわけで読書をすることと成績を伸ばすという行為は似て非なるものなのである。

 

読書×勉強が最強

 読書だけやっていても成績は伸びない。が、既に言及したように読書をすることによって語彙力がつき、読解力が伸びる。

 

 そういう性質を利用すれば、勉強をすることがラクになる

 

 

 教科書や参考書や問題集に書かれてあることが容易に理解できるようになる。それも単なる丸暗記ではなく、論理を追って理解することができるようになるので、数学(算数)や理科などの科目にめっぽう強くなる。

 

 このことは後の人生に大きな影響を与える。数学や理科が得意なことによって進路選択の幅が広まるし、ひいては職業選択も幅が広がる。

 

 もちろん理系科目だけでなく、文系科目も論理をもってして理解するので、暗記に頼って勉強している人よりも成績優位になる。

 

 今までは理解とか論理などの面で優位に立てることを述べてきたが、知識面でも優位に立てる。

 

 自分が読んだ本の内容とかが、教科書や参考書にでてくると記憶の定着率が高くなる。ということは単に勉強だけやっている人よりも知識の深さが違ってくる。

 

 したがって読書×勉強を実践することによって、論理的な力がつくことに加えて、知識も増えていく。まさに最強である。

 

勉強をしても読書をしなければ成績が上がらない

 過ぎたるは及ばざるがごとしである

 

 

中学生を平日の勉強時間別に3つのグループ(「30分未満」「30分~2時間」「2時間以上」)に分けて調べてみました。すると、「勉強2時間以上・読書全くしない」子ども達の平均偏差値は50・4でした。つまり、どんなに勉強を頑張っても、読書をしないとほぼ平均点までしか届かないという見方もできます。 一方、「勉強2時間以上・読書10~30分」群の子ども達の平均偏差値は53・6。勉強に加えて1日たった30分の読書を取り入れるだけで、偏差値が約3もアップする可能性があります。一日30分であれば、例えば学校の昼休み、家で夕食ができ上がるのを待っている時間、食後の休憩時間などに10分ずつでも本を読めばすぐに達成できる簡単な目標ですよね。

 

 この結果は非常に興味深い。いくら勉強をしても読書をしなければ偏差値が50.4と平均レベルの程度にしかならないのである

 

 おそらく勉強だけでは論理力をつけるのに限界があるのだろう。それに書かれている言葉にリアリティを感じなければ理解が困難になるのだと私は思う。

 

 これって私が以前言及したタワマンの上層階に住む子どもが成績が上がらないのと似ているような気がする。

 

www.whatithinkandfeel.net

 

 タワマン上層階の子供はあまり外にでないので、自然に触れることが少なくなる。そうなると理科などの勉強でリアリティがないゆえ、理解が困難になる。

 

 要は自分の知っていることとリンクができないので理解できないのである。読書と勉強も同じである。結局読書などである程度言葉や知識がついているので、教科書に書かれていることを自分のその知識や言葉、つまり経験にリンクさせられるのである。

 

 そう考えると、勉強だけやって成績を上げることは残酷ではあるが、無駄な努力と言えよう。