ニート系人間が思うこと-Je ne pense pas que je suis NEET

ブログで書く内容は雑記、教育、英語、カラオケ(たまに)などです。ニート系であって純粋なニートではありません。

怒りと論理

 怒ることは簡単だ。

 

 なぜどこの職場にも怒りに身を任せて部下をいびり倒す人がいるのか。昨今はパワハラに関するニュースが話題になっているが、当面なくなりそうもない。

 

 怒りまくる、切れまくる人間というのはいつの時代も存在する。

 

 そもそもどうしてわざわざ怒るという、とりわけメリットのない行動を犯してまで部下を指導するのか。

 

 

 

論理的思考が欠けている

 怒るという行為は莫大なコストがかかる。まず自分の持っているエネルギーがなくなる。そりゃそうだろう。怒りは日常的に起こり得るものではない。

 

 そんなことをすれば世界は怨念だらけになり、争いが絶えない世の中になってしまう。

 

 それに周囲の人間関係にも悪影響を与える。誰だって怒りまくる人間となんて付き合いたくはないだろう。ゆえに怒れば怒るほど自分が周囲と孤立していくのだ。

 

 集中力も欠いて仕事のパフォーマンスにも影響を及ぼす。怒っている状態は常にイライラだ。そんなんで仕事に集中なんてできるわけがないだろう。なんだかあほらしくて書くのもバカバカしくなる。

 

 したがって怒るというのはこんなにもコストを使うのである。

 

 それにも関わらずどうして怒りまくるのか。

 

 怒ることは簡単である

 

 

 考えなくてもいい。自分の感性を信じて突き進めばそれでいいのである。いちいち面倒なことを考えなくてもいい。そういう面から見るとコストはかからない

 

 自分の感性を信じて怒る人からすれば、いちいち感情を抑え、論理立てて相手を注意する方がコストがかかるのだ

 

 つまり論理的思考が欠けているのだ。このようなタイプの人は考える作業があまり得意ではないと思われる。何か自分の身に問題が生じたら、それを分析するのではなく、「まじうざってー!!ふざけんなや」という言葉で片づけてしまう。

 

 確かにこれはラクな作業だ。分析するのは時間がかかる。一方「まじうぜー!!」で片づけると秒で問題は解決したことになる(もちろん問題なんて何一つ解決してないのだが)。

 

 以上のことを考えてみると、怒るという行為は、論理的思考に欠けた頭の悪い人間がする行為であると考えるのが普通である。

 

 しかし怒るというのはそんなに単純なことではない。他にも理由があるのだ。

 

意図をもって怒る人

 論理的思考が欠落した、頭の弱い人間だけが怒るわけではない。中には論理的に状況を考え意図をもって怒る人もいるのだ。そのような人は非常に賢い。

 

それ以外にも、上司が部下を戦略的に怒ったり、怒鳴ったりするケースがあります。たとえば部下が取引先とのやり取りでミスをしてしまった。何とか取引先に謝り穏便に済ませたい時にどうするか。こういう時に直属の上司が出てきて、取引先に謝りながら、彼らの前で部下を怒鳴りつける。……すると取引先の人は「まぁまぁ、部長さん、そんなに怒らないで下さい」と、「悪気があったわけじゃないんだし」となんとか収めてくれる。-『人に強くなる極意』p.19より引用

 

  この引用から、何かしらの意図をもって怒る人もいることがわかる。このタイプの人は、あえて怒ることで結果として良い方向に状況が向かうように考えているのである。

 

 

 意図をもって怒れる人は賢い。怒った結果、どのような状況になるかをしっかり考えたうえでそのようなことができるのだから。

 

 したがって、知的な人が意図的に怒るというケースがあるので、怒る人間全てを悪者扱いにするのは賢明ではない。

 

 ただブラックな職場だと圧倒的に感情任せに怒る人間が多いのは事実だが

 

 なのでもし怒られたり注意されたりしたら、その人が意図をもって怒っているのか、それとも感情の赴くままに怒っているのかを、私たちも分析しなければならない。

 

 前者であるなら、真摯に受け止める必要がある。言われたことを聞き入れ今後の人生に生かせばいい。

 

 一方後者であるなら、disればいい。もうそれしか考え付かない。ただ、そのような怒りが毎日続くなら会社に相談するなり、部署を変えてもらうなり、最終手段、退職するなりを考えるべきだ。

 

 相手が何をもって怒っているのかをしっかり考えていこう。

 

自分が指導する立場ならどうするか

 というのが実は一番難しいのかもしれない。もちろん冷静な感情をもって、やらかした部下を対処するのが妥当な手段ではある。しかし、その部下の頭が悪すぎたらどうするか。

 

 言われたことを理解しない(理解できないのではなく、理解しない)、なんど言ってもちゃらんぽらんな行動を繰り返す。いわばDQNな部下であったならどうするか。

 

 そうであるなら、意図をもって怒るという手段が極めて有効的となる。DQNは感情に強く訴えなければ行動が変わらないのだ。

 

 ただこれはDQNに対する対処である。部下が普通の人間であるなら冷静に対処すればよろしいと思う。

 

 相手も言われたことをしっかり聞き入れるだろうし、そうやって冷静に指摘してくれたほうがいろいろ面倒にならず、自分の悪い点を修正できる。

 

 論理なき怒りはただの野蛮であり、論理ありの怒りは叡智である